世界共通アドレス
2022. 10. 22
祭り全盛期!!
雨でも何でも祭り、祭り、祭りです。
ヨーイヤサー
お祭りについては後日書いていこうと思うのでお楽しみに~♪
さてさて、皆さんは
【世界測地系】
ってご存知でしょうか?
一言で言うと位置を表す基準の種類?です。
【世界】とあるように、これは世界共通の基準なんですよ~ 😀
発掘調査の記録の一つに「調査区の位置」や「出土場所」等も重要になってくるのですが、
この基準で位置を記録しておくと地球上のどこを掘ったのか!!が
世界基準で?!記録されるんですよ~♪
そもそも、『測地系』と言うのは地球上の位置を決めるための基準となるもので、
世界基準になっているものを世界測地系と呼びます。
この測地系、世界共通だ~って言っていますが組合せが国によって異なるそうです(ナンヤテッ!
種類が100種類以上もあるんですってよ。
何かよく分からん話だね笑
でも、この世界測地系の座標は世界共通でどこにいてもその座標はそこ1点のみ、なのです。
昔はこの基準が国によってバラバラだったので、日本は【日本測地系】を利用していました。
世界測地系と日本測地系、数百mくらい誤差があるので、
日本測地系の座標で測量をしてしまうと重大なミスに繋がるので要注意です。
じゃあ日本測地系の座標を渡された場合はどうするのか?
答えは簡単
座標変換を行います~。
と言うか座標変換しないと現状の地図と合致しないので変換は必須です。
こういう仕組みを考える人って本当にすごいね。
今まで国によってバラバラだったものを統一するって大変だったろうなぁ・・・
日本では平成14年に測量法が改正されて世界測地系が導入されました。
世界測地系になったの意外に最近っちゃ最近なんですよね~。
でもね、【日本測地系】がなくなったわけではないんです。
と言うか日本測地系だけど世界測地系なんです。。。(ハッ?イミワカラン
今の日本測地系は【日本測地系2011】もしくは【JGD2011】と呼ばれているのですが、
これが【世界測地系】なんです。
日本だ世界だ言ってますが、今の基準は一つだけ!と言う事です。
学術的には【日本測地系2011】とか方が正確?!な名称と言えるのではないでしょうか。
【日本測地系2011】の以前は【日本測地系2000】が使用されていました。
実はですね、【2011】は西日本や北海道はそのまま変更がなかったんです。
【2011】は例の大震災によって地盤が大きく動いた東日本に対応したものなんですね~。
地震ってすごいですよね・・・
東日本と西日本の差異ついてはエライ人達が考えてちゃんとしてくれてるそうです。
と言う事でこの仕事をするまで知らなかった世界を少し紹介してみました☆
どう??ちょっとは測量部っぽいでしょ?笑
気象庁より画像を拝借です~。
位置ってのは色んな分野で重要なんやでっ!