メキシコ探訪も７回目になりました～。
前回の６回目で【国立人類学博物館】の展示を紹介しましたが、
最後に紹介したオルメカ文明のオルメカヘッド。
うちの主任がこの写真見て一言LINEが。
「松尾伴内」
確かにちょっと似てた笑

今日は首都を離れたプエブラ州と言う場所から
【チョルーラ（Cholula）】
と言う遺跡をご紹介します。

このチョルーラはメキシコの歴史上とても重要な遺跡で約2500年もの歴史を築いてきた場所なんですよ～！！
メキシコ最大と言われているピラミッドがある事で有名です☆世界遺産やでっ！
高さはテオティワカンの太陽のピラミッドと大差ありませんが、底辺が倍近く違います。
太陽のピラミッドは225ｍ、チョルーラは400ｍ以上！！！
底辺の長さだけで言うとエジプトのクフ王のピラミッドより長いんだって(； ･`д･´)
（でも高さは半分くらいなんだよ）
これがチョルーラのピラミッドです☆

教会のある小高い丘、って感じになってますが
ピラミッドのてっぺんに神殿ではなく教会が鎮座しいている状態です。
下の段々になってる丘がピラミッドです。
日本の古墳もそうですけど、大きすぎるともはや山（笑

近付くとちゃんと遺跡だってことが分かりますよ～。
基台部分の辺りに広場があって、この部分は特に遺跡っぽいかなぁ。
　　　　　　
このチョルーラは増築すること７回！
（※覚えてますか？この辺りの文明はピラミッドを増築する習慣があります）
同時期に栄えたテオティワカンとは同盟関係だったと考えられています。
ピラミッド内部にはトンネルがあるのですが、内部には入ってません～。
（入れなかったのか、入らなかったのかは覚えてない笑）
こんなに大きなピラミッドがあるにも関わらず、世界的に見て知名度が低いですよね・・・
その理由として考えられるのは、このピラミッドの背負う歴史が一因かな、と。
このピラミッド（神殿）は【トラチウアルテペトル大神殿】と言うそうです。
ナワトル語で【手作りの丘】を意味しているそうで、ピッタリの名前 (* ˘꒳˘)⁾⁾ｳﾝｳﾝ
それがスペインの侵略により先住民の大量虐殺が行われ、
制圧したシンボルとしてピラミッドの頂上の神殿に変わって教会が建てられた、
と言う悲しい歴史のある場所です。
侵略時に破壊されていなければ、本来の美しい姿を拝めたかも･･･と考えずにはいられません。

気を取り直して～！
プエブラの街は別名【天使の街】と呼ばれています。
その由来は宣教師が天使のお告げで作った街だから、なんだそうです。
実際、プエブラと言う名前の前はスペイン語【天使の街】と言う名前でした ʚ( ｡•᎑•｡)ɞ
ここは先住民の遺跡を破壊して～・・・ではなく、スペイン人が一から築いた都市です。
サント･ドミンゴ教会は豪華絢爛✧(✪д✪)✧
赤と白のコントラストが素敵な外観と割と質素め？のファサード（正面）
　　　
1690年に増築されたロザリオ礼拝堂の内装なんてキンキラキン！ピカピカ、ペカペカしてたよ。

プエブラの街はタラベラ焼と言う陶器でも有名です。
車窓からやけど、グアダルーペ教会のファサードにタラベラが使用されてて可愛かった (,,>᎑<,,)ｶﾜｲｲ

カラフルな町並みのプエブラは散策するだけでも楽しいです
（※スリには要注意です）
　　
特に有名なのは【砂糖菓子の家】

飾りの部分が砂糖菓子みたいなのでこう呼ばれるようなったそうです。
可愛いですよね～。

サント･エスピリト教会のファサード。白が眩いファサードで思わず撮りました。

プエブラと言えば郷土料理をお伝えしないといけません。

その名も『モレソース』です。
一言で言うと甘くないチョコレートソース。
事前にガイドさんが「個人的に何とも言えない味です」って言ってたんですけど、
実際に何とも言えん味でした。美味しい・・・・くはない笑
モレソースはこのプエブラが発祥なんだって。
【モレ】自体は元々手間隙かけて作るお供えものの料理で、
カカオは古代の時代では超高級品だったので使用してませんでした。
スペイン侵略後にスペインから来たエライ人（笑）をもてなす料理を用意するように命じられ、
元々あった【モレ】にカカオを足して作ったのが始まりだそうです。
モレってソースのことなので、正確にはモレ・ポブラーノって言うみたいです。
プエブラのモレ（ソース）ってことなんだって。
スペインのエライ人はすごい気に入ったらしいけど、私は１度で十分やわ。。。
食べれへんワケちゃうけど、食べたいワケでもない。
ツアーのほとんどの人が「ぬーーーーん」って感じやった（どんなんっ
あ、ソースやからお肉にかかって出てきてた。私、塩コショウでダイジョブデス！

興味ある人食べてみて。
今見たらAmazonさんでも楽天さんでも売ってたよ。
微妙な人に渡すバレンタインとかにオススメです笑