時代はバーコード

2023. 8. 22

近頃は何でもQRコードです。
Wi-FiのパスワードとかもQRコード化して入力の手間省いたりネ。

測量界隈ではQRコードではなくバーコードの時代です。
早いしヒューマンエラーは無いしで便利で優秀なんです~ (*´꒳`*ノノ゙パチパチパチ

まずですね、測量には大きく分けて2つの機械を使用します。
位置を測るものと、高さを測るもの
です。
測量の世界の誤差はmm単位なんで位置と高さは別々で測ります。
(最近は衛星使用して位置と高さ両方出せたりもしますが、それは置いといて)
バーコード時代が来ているのはこの「高さ」の方。

「高さ」を測る測量を【水準測量(すいじゅんそくりょう)】と言います。
前に日本水準原点についてブログ書いてるので良ければ・・・
https://www.matsuura-sokuryou.com/blog/japanese-datum-of-leveling/

この水準測量を行なうための機械をレベル(水準儀)と言います。
このレベルにもいくつか種類があるのですが、うちで使うのは
オートレベル、レーザーレベル、そして大注目?デジタルレベルです。
(左下がオートレベル、右下がレーザーレベル、上がデジタルレベル)

オートレベルやレーザーレベルは工事現場に据え置かれてるのをよく見かけます。
と言うか発掘調査の時は私も据え置いてます。
ただ、レーザーレベルだけちょっと異質?で他の2つとは異なります。
普通は本体を覗いて計測値を出すのですが、レーザーは本体で計測値が分からず、
レーザーの当たる位置に「受光器」を持ってきて計測値を知る機械なんです~。
(※一緒に写ってる黄色いやつが受光器)
1人で作業出来るのでめっちゃ便利やでっ!
電池で動いてるから電池切れした日には発狂してるけどネ・・・
まぁ今日はレーザーはちょっとお留守番で。

水準測量はこのレベルと呼ばれる機械とスタッフと呼ばれる大きな尺を使います。
レベルを覗いて尺の数字を読んで、この数字を用いて計算して高さ、いわゆる標高を出していきます。
これを場合によっては数キロに渡って行います。
そして一番の懸念事項は【ヒューマンエラー】
起こって欲しくはないんですが・・・:(´◦ㅁ◦乂):ダメェ
数字の読み間違い、計算ミスが起こるときは起こるんです。
どっちも防ぐ為に何回も覗いて計算も何回か行なうんですが、それでも起こってまう。
だって人間だもの

そんな読み間違いや計算ミスがないのがデジタルレベルです!!
デジタルレベルのスタッフはスタッフでもバーコードのような模様?が入ってるのが特徴。

数字ではなくこのバーコードを機械が読むので読み違いがありません。
さらにこのデータを別の機械に取り込むことで計算も機械がしてくれます。
読み間違いや計算ミスと言ったヒューマンエラーがない!
しかも計測時間が短い!!
と言う事で最近の測量業界界隈ではこのバーコードが導入されつつあります(,,ơ дơ)✧
このスタッフもね、普通のよりは重たいんですけど便利には勝てない・・・

先日も往復6キロ弱の水準測量で高低差もあるところやったんですけど、
1日で余裕持って?測量は終了。

結構傾斜あったみたいで・・・
それを往復で6キロ弱。
お疲れ様でした~!!!

測量業界、ここ数年の進化がホントにすごいっヾ(*`・З・´*)ノ゙スゴスギ!!!