日本水準原点
2023. 6. 25
日本水準原点って知ってますか?
原点、つまり何かの始まり・・・って事なんですが。
水準と言うのは言わば「高さ」です。
高さと言っても色々あると思うのですが・・・
その前に、日本の標高0mがどこかご存知でしょうか?
富士山が標高3,776mとされていますが、
これは2002年に国土地理院が測量した結果によるものです。
そもそもどこを0mとして導き出したのでしょうかね~。
その答えが標高0m地点です。
で!どこやねんって話ですよね~。
それは東京湾の平均海面です。
結構フワッとしてますね ^^;
でもホンマなんですよ。
ただね、毎回毎回計測するわけにはいかんので、
これが基準の高さやで!!てのを国土地理院が設定しています。
それが日本水準原点です。
ちなみに年に一度だけ公開される以外は非公開の貴重なものです。
元々は明治14年(1891年)に設置されました。
地震の影響を最小限にするために地下10m以上の基礎を打って、
色々ガチガチにかためて設置されています。
でも、絶対大丈夫!と言うわけではないので大きな地震があった場合は改定を行なっています。
現在のこの水準点の高さは24.3990mで、
設置された当初は24.500mでした。
この基準点の周辺には
甲・乙・丙・丁・戊と名付けられた一級基準点が存在しています。
日本水準原点、甲、乙、丙の一級基準点は国の重要文化財でもありますよ!!
地上にあるのは「丁」だけで後は地面の下で鉄蓋がされていて普段は見えません~。
毎年5月の終わりごろに一般公開されていますので、
ご興味ある方は国土地理院のHP等をチェックしてみて下さい。
2023年の公開はすでに終了しています。
1年に1日だけの公開で順延なしですので、タイミングを逃さないようにご注意下さいネ。