レーザー測量してきたよ 地上レーザー編

2023. 4. 24

先日、発掘現場の地上レーザー測量とUAVを使ったレーザー測量をしてきました!!
レーザー測量2本立てです笑

レーザー測量は最近では石垣等では当たり前に用いられています。
手で実測するよりも現場での作業時間が短くて済むので他の作業への影響が少ないのも魅力ですよね~。
施工事例にも過去の石垣の測量載せていますので良ければ見てみて下さい。
レーザー測量後のデジタルトレースも一緒に見て頂けますので是非是非。

ここでは機材紹介も兼ねて測量の様子をお伝えしていきますね~。

まずは地上レーザー測量からですっ ๛ก(ー̀ωー́ก) ビーム!

使用する機材がコチラです~。
地上レーザー
  レーザー
真ん中?の黒い部分からレーザーが出ます
本体自体も回るので回転しながらスキャンしていきます。もちろん360度全方位ですよ~。

機材はZ+F社の3Dレーザースキャナーです
技術の進化がスゴイスゴイ。こちらは最新の地上レーザースキャナですよ☆
とりあえずスペックを載せておきますね~。

スペック
こんな感じで周囲にターゲットと呼ばれる印?!を設置して測量を行ないます。
地上
このターゲットには座標(地球上での住所)が設けてあって、
データを後で繋ぎ合わせるのに利用されます。
機械本体は何度か場所を変えて設置する事で死角を減らしていきます。

取得したデータの一部がこちらです
断面図
断面図ですね~。
掲載の関係で画素数だいぶ落としているので実際はもっと鮮明な点群データですヨ!

測量の世界もデジタル化の波がすごい勢いで押し寄せています。
それだけレーザー測量が主流となってきており、
国土地理院でもレーザー測量を作業規定に組み込むようになりました。

これまでのTS測量(光波を用いた)は2次元ですが、レーザー測量は3次元です。
光波を用いた測量の場合、Z値・・・高さが伴わないので別で水準測量をする必要がありました。
が、レーザーだと別で測量しなくて良いので作業工程が少なくて済むメリットがあります。
もちろん万能ではないのでまだまだTS測量や水準測量も現役ですよ (๑•̀ㅂ•́)و✧
後ね、機械本体がめっちゃ高いんですよ (llllll゚Д゚)ヒィィィィ
その他にも専用のソフトとか解析ソフトとか色々いるのでとにかく設備投資が大変です。

明治の頃に用いられていた平板測量は平成の半ばまではまだまだ主流で長い歴史を歩んでいました。
そこからTS測量が主流になり多分20~30年程度やと思うんですよね。
(※今やと平板測量、精度の観点から業務によっては推奨されてません)
平板測量時代に比べてかなり短いスパンでレーザー測量が登場しているなぁとビックリです。
測量の種類はレーザーだけじゃありません。
写真やUAV(ドローン)、衛星を用いたGNSS測量などなど・・・
宇宙をも巻き込んでますね。測量業界の進化の勢いがスゴイです!

と言う事で、今回は地上レーザー測量についてお届けしました。
お仕事のご依頼や質問ございましたらお問合せお待ちしています。