メキシコ探訪 番外編?

2023. 2. 28

ずーーーっとメキシコの遺跡を巡ってきましたが、
今回は旅の終わりに訪れたカンクンとメキシコと日本の違い?を紹介しようと思います。
(違いと言っていいのか分からんのやけど)

カンクンは観光地開発のために選ばれた土地で、実際この開発は大成功。
アメリカやヨーロッパから長期休暇で訪れる世界有数のリゾート地になりました(*゚0゚*)スゴー
マヤの時代にもトゥルムと言う都市など、それなりに発展してたんですが・・・

スペイン人の侵略によって感染症が中央アメリカを襲い、
アステカやマヤの人々の多くが感染症に倒れることになりました。
その結果、この地は超田舎!!みたいな事になってしまったんです。
それが再び観光地として脚光を浴び、いまや世界中の憧れの地の一つになりました。
行ってみて分かった。
こりゃ憧れるわ。
もう、本当に「The リゾート」でした。

ヘビの巣|兵庫県姫路市|matsuura株式会社|遺跡発掘調査 (matsuura-kougyou.co.jp)

前に書いたカンクンのブログ記事です~。
リゾート恋しくて書きました笑

さてさて、カンクンはさておき。

メキシコにはラテンアメリカで最大規模の大学があります。
メキシコ国立自治大学
通称UNAMです。
この大学、世界最大の壁画があることでも有名なんです~。
そのモザイク壁画がコチラ

この壁画は大学の象徴で、世界遺産にも登録されています~ (*´꒳`*ノノ゙パチパチ
テーマは多岐に渡っていて
アステカ文明、スペインによる侵略、天動説・地動説などです。
字が読めない人にも伝わるので壁画を通して
メキシコ人としてのアイデンティティを伝える壁画運動の一環として建造されました。
この建物は大学の図書館で、図書の閲覧は一般の人でも可能です。
大学の敷地は自由に出入り出来るのでこの壁画を見に訪れる観光客も大勢います。
(※私もその1人でした笑)
あ、ちゃんと4面ともに壁画は描かれていますよ~。
もう一つ、メキシコ壁画運動の三大巨匠の1人、シケイロスによる作品もあります。
【民衆から大学へ、大学から民衆へ】

何ていうか「学ぶ」ことへの強い意欲を感じる作品です。
ちなみにこのシケイロスさん、日本が誇る巨匠に影響を与えたと言われています。
それは誰かと言うと・・・・

芸術は爆発だっ!!

の名言でも有名。太陽の塔でも有名。
岡本太郎さんです。壁画運動真っ盛りの時にメキシコに滞在していたそうです。

ここの授業料、ビックリするくらい安いです。
留学生でも年間で10万円程度です・・・(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!
ちなみにココはメキシコの最高学府、ラテンアメリカでも由緒ある大学です。
言わばメキシコのエリート養成所なので、破格の値段で最高の教育が受けられる場所です。
奨学金制度はもちろんですが、学習の機会が多く設けられているのも特徴といえます。
そこには大きな理由があるのですが・・・
最初の頃に伝えたかと思うのですが、メキシコは貧富の差が激しい国。
中間層は外国人が多く、富裕層になるとほんの一握り。
国民の半分以上が貧困層だと言う調査結果が実際出てます。
なので治安も悪いとも言えるのですが・・・
所得の差で学ぶ機会を奪われないように、と言う事で授業料もめちゃ安価に設定してあるそうです。
日本円で10円とか、そんな程度やったかな?
(ちょっとリサーチ不足ですみません)

「大学で学ぶ」ことがいかに有意義で価値あるものなのか、
を考えさせられる場所やなと思いました。

と言う事でちょっと遺跡とは関係ないメキシコを伝えてみました。
今回でメキシコ探訪記は終了です~。
どうですか?メキシコ、素晴らしい遺跡いっぱいですよ!!

Gracias, Hasta luego
(ありがとう、またね~)